無職は人生のご褒美時間だと気づいた朝
オランダの居住許可ステータスをパートナービザに切り替え、発行されてから約3ヶ月経とうとしています。
過去に少しこのことは書きました。
通算すると、約6ヶ月間、ずっと仕事をしておらず、直近3ヶ月間はオランダで職探しをしている状況です。余談ですが、居住許可が発行さるまで、職探しはしないほうが良いとの移民局の方からのアドバイスを守りました。職探しや居住許可手続きの内容は、改めて別ブログに書こうと思います。
6ヶ月間って、長いようで短い時間だったなと個人的に感じています。24-25歳の時、オーストラリアでワーキングホリデーした時は、9ヶ月間いましたが、なんだかんだでアルバイトも見つかって、なんとか生活していました。帰国後も年末年始の休暇を含め、2ヶ月以内には職が見つかりましたから、それ以来に長い期間仕事をしてない状況です。
だだ、自分にとってはとてもかけがえのない時間になっています。このことは間違いないです。
今年34歳になる年齢ですが、これまで3社経験しています。内2社で海外駐在を経験させてもらえる機会に恵まれ、エリートでないイレギュラーな人生を歩みながらも、本当に恵まれていたなと感じます。
そんな自負心もあり、今回オランダで目の当たりにしている書類審査に落ちまくる経験が、私を一皮剥けさせてくれました。同時に、精神的脆さの原因を癒す時間が十分すぎるくらいにあることで、自分のマインドの芯を取り戻しています。
思うのは、日本社会は「苦しみながら努力する」「苦しみながら仕事をする」「苦しまずに何かするのは努力じゃない」「苦しまず生きることは美徳じゃない」というような、なんともマゾ的文化、物事へ向かう姿勢があると思います。
一方オランダは、「疲れたら休む」「無理はしない」「どうにかなる、Let’s see」文化です。因みに、私の周りは日本語を話せない完全なるオランダ文化で育った人に囲まれています。
所変われば、考え方、取り組み方、マインドがものすごく異なるなと再度痛感する日々です。
良い、悪いという二極化した考えを言っているわけでなく、「自分にとって生きやすい価値観を選択・取り入れること」が自分自身にとって大事なのだと。ただ、シンプルにそれだけです。
また、以前の私は、他人軸であまりにも物事を考え、自分の本当の意見・アイディアが考えれない人生を過ごしていたなと感じます。相手が不快な顔をしない言葉・発言・行動を推察して、時に自分を相手より価値がないと言って、自己防衛していた日々でした。そんな状況だと、心や脳の思考回路まで麻痺し、自分の本当の希望は何か、全く分からなくなります。
ただ、相手が不快な顔をしないように。。。と考え行動すると、オランダでは全く通用しないどころか、勘違いされまくってしまい、自分は本来そうしてもらいたいわけじゃないのに、何故そうなるの。という現状が頻繁に起こる状況が出てきました。いかに多くのオランダ人が素の自分で発言しているか理解できる出来事です。
こんな考えが言語化・顕在化されたことで、この無職の時間は、「自分の芯」を取り戻す時間に充てられてると心の底から理解できました。時間がかかるんです。
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